ニューダンガンロンパV3
※この記事はネタバレそのものです。未プレイの方は読まないで。
以下プレイ直後Twitterに書いた私の感想。
ダンガンロンパとかいう芸術作品凄すぎでしょ…今までそんなこと一ミリも思ってなかったし濃い逆裁みたいな感じの目線で楽しんでたけどV3で本気で絶望したと同時に感心してる
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論破らしい感じだなぁと思いつつもあそこまで何が真実か嘘か分からなさすぎるとちょっと辛い感じもある、ただ二重の意味でシリーズのテーマである苗木(希望)VS江ノ島(絶望)は終わったのかなとか…まぁそれも続けようと思ったらなんぼでも出来るとは思うんですけど終わらせたかった?のかなって
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だからこその最終章のタイトルが「さよならダンガンロンパ」なのかなあ 二重の意味でというのがゲーム世界と現実とっていう… あとやっぱあの結論はシリーズが続いてるからこそやってる私らがきついところはあるな、だってそれは論破世界の否定なんだもん。
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いやそんなことは自分達は分かってるけど二次元のキャラクターにそれを言われるのは中々絶望したっていうか…漫画とかアニメとかと違ってゲームって一作出たらスパン開くわけやん。それでここまでえーと、何年か分からんけど長く続いてるシリーズなのに、シリーズだからこそ、っていう
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それが狙いなのは分かるけどちょっと自分はショックなところはあったかなぁ… ちな色んな意味で私はV3今までで一番好きかもしれない。ただブレインドライブはマジで要らなかったと思う。
↑もうここで感想言っちゃってるんで特にブログに書くことはないかなと思うんですが。。。。改めて。
ゲームそのものについて
議論スクラム、簡単ではあるんですが皆で言うの、凄く好きです。爽快感あります。皆で協力して、デカいダメージ与えるのって気持ち良いですよね。
「これが僕たちの答えだ!!!」(バーン!)
途中途中のミニゲームはブレインドライブだけが絶許って感じでしたがそれ以外のミニゲームは悪くなかったと思う。
ブレインドライブが何故絶許なのかというと、なんせレースなのでコースを走る必要があって、これがムダに時間が掛かって長いんですよね。
レースゲームとしても中途半端なのにアクション性を求めてくるところも嫌。このミニゲームだけ毛色が違いすぎるというか…私は何のゲームをしてるんだ?っていう。
王馬小吉というキャラクター
※キャラ語り
今回のV3のストーリーを盛り上げてくれた素晴らしいキャラクターです。 このキャラクターがいなければV3の評価が変わってしまうのではないか?という程度には王馬小吉は偉大です。
王馬小吉君に拍手!
V3はオチも含め「嘘」というのが重要なテーマの一つだと思うんですが、彼は嘘そのものでした。
彼の存在こそがV3そのものと言っても過言ではないのでは…と思います。
彼に関しては色々な考察を見たのですが結局は「何も分からない」というのが重要なのかと思います。 死に方に関しても結局本当のところは何が原因で死んだのかハッキリしたことは分からないですよね。 キャラクターとして姿勢が一貫されていて本当に美しいと思います。
二次創作や妄想において、自分の信じる王馬小吉こそが王馬小吉で、さながら鏡のように人間の欲望を映し出してしまうキャラクターということでもう存在が面白いし偉大。 勿論全てのキャラクターにこの法則は当てはまるのですが王馬小吉はもっと分かりやすい形で人間の欲望を浮かび上がらせることが出来ます。
「このせかいはおうまこきちのもの」
まさにそうだな…と思います。王馬小吉は世界だ
ダンガンロンパV3の罪
さてここからがストーリーについて。
V3はオチがクソとかいう話はちらほら耳にしていたんで結構やる時不安だったんですけど、そもそもダンガンロンパは個性溢れすぎるキャラクター同士がギャグ的なノリでデスゲームをするゲームですから。 ある意味何があっても「ダンガンロンパ」なら何でもありだよね、と思えるんじゃないかと思ってました。今まではそう思ってました。
批判意見が多いアニメの方も受け容れることができた人間なんで別に大丈夫かなーという感じでした。
……はっきり言ってナメてた。
V3はダンガンロンパという世界の否定をしたんです。
シリーズ全てをひっくり返すということ
もしV3がシリーズものじゃなくて、単体作品ならこういうオチも良かったと思います。 でもダンガンロンパはしっかり根を張ったシリーズ物のコンテンツです。
V3は今までのシリーズ全てまるっと「フィクションです」と言ってしまったことで、今までの命を賭けたデスゲームを陳腐なものに変えてしまった。 シリーズコンテンツとしては最低の、やってはいけないことをしたと思います。
ちなみにプレイ後開発者の色々なインタビュー記事なども漁ったのですがなんとなく腑に落ちませんでした。
私はこんな誰が考えても最低の結末を通すなんて ダンガンロンパを通してプレイヤーを「絶望」させたかったのではないか? と思えてなりません。 (この説は記事の中で何度も否定されていますが)
まとめ
なんやかんやで途中の盛り上がり方に関しては王馬小吉のお陰もあってシリーズイチ面白かったので、個人的には良い作品だったと思います。 そしてチャレンジ精神溢れるオチの付け方。これも個人的には愛すべき要素です。 色々考えさせられますね。
取り敢えず人は選ぶと思います…
こういう作品を沼作品と言うんだ!たぶん!
沼る人は沼る。