ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
※この記事はふんわりとしたネタバレを含みます
Switchで初めてやったゲームがこれ。
前々からゼルダの伝説の最新作がヤバいらしいというのは聞いていたのでかなり楽しみにしてプレイ。
そりゃ色んな賞取っちゃうわ〜〜!ってぐらいの出来でした。 万人にお勧めできる神ゲーですね。
OPの余計なムービーが無い
RPGでありがちな長々なムービーが無いです。
「ちょっとこれいつ始まるんだよ〜〜〜!」
みたいなアレ。アレが無いです。素晴らしい。
最初から武器、揃ってる
今までのゼルダって後半にかけて武器やらアイテムが増えていって、それに伴って謎解きの難易度が高くなる、みたいな印象があったのですがBOWは最初から武器が全て揃っているため最初から色んなアイテムを組み合わせて謎解きが出来ます。
そもそもオープンワールドでストーリーもやってもやらなくても良いのでとにかく自由度がすごい。
ゲームよくやってたら分かると思うのですが、どのゲームも序盤のチュートリアルっぽいやつとか面倒くさいし、序盤は出来ることも少ないしで大体面白くないんですよね。 疑問を感じたらすぐググって調べられる時代ですし、その辺を潔くスパッと捨ててくれたのはハッキリ言って最高です。
ゲームの「面倒くさい」をとことんまで排除してくれているのでストレスが無いです。
メインストーリー・設定が重い
私が何気に一番推してるのがこの部分です。 あまりストーリー部分を語る方がいないのか、あまりこの部分の評判はTwitter等でも見る機会が無かったので意外な嬉しいポイントでした…
なんせ100年前にコールドスリープ状態にされたリンクとガノンを封じているゼルダ以外の仲間全員死んでます。
そう、BOWは「100年前にリンク達がガノンに負けて」世界崩壊した後の世界なのです。終末感がすごい。
でも人々はそこそこ生活を立て直し平和に暮らしてます。でも100年前の爪痕はそこらしらに残っていて、廃墟のような建物がハイラルの美しい自然の中に沢山あります。
はいこれだけでも大好きですね。 自然と死、人々の生が全て煌めいている!という混沌感が私は好きなんですよね。死だけの世界はあんまり萌えないので……
…と、脱線しかけたところで………
リンクは記憶を無くしているのですが、この仲間達のエピソードやゼルダに関してのエピソードは各地にある思い出の場所に行くことにより断片的に思い出していくことになります。 因みに別に思い出さなくてもガノンを倒すことも出来ますがここは是非全て思い出して神獣も解放することをオススメします…!
ゼルダ以外の仲間は「神獣」と呼ばれる古代兵器の中で全員殺され、魂ごとその古代兵器に100年縛られているのでその仲間の魂を解放しながら仲間の力を得ていくわけなん、ですけど… これが色々しんどい。最高です。
ゼルダ姫のキャラが生々しい
今回のゼルダはひと味もふた味も違う! すごく人間くさいんですよ。簡単に言うと。
BOWのゼルダは確かにヒロインではあるのですが、王家の女に代々伝わる巫女としての力に目覚められず、周りには所謂「出来損ない」の烙印を捺されていて「天才少年騎士」であるリンクに対して始めはめちゃくちゃコンプレックス丸出しの発言をしたりします。 勿論(?)最終的にちゃんとデレてはくれますが。
力に目覚められず周りには出来損ない扱いをされ、それでも自分も何か役に立たねばと半ば巫女としての使命から逃げるように古代兵器の研究も熱心にしますが、父親である王にはそのことについて厳しく叱られていて、かなりしんどい思いをしています。
父親が残した日記を見ればゼルダにもしっかり理解があり、愛情があるというのは分かるんですけど日記の中でしか本心は語られず、それは本人には伝わらないまま王は100年前に亡くなります。 リアルな親子関係って感じでここもすごく胸が締め付けられます。
この辺の心理描写や人間関係の描写が私達とは変わらない、普通の女の子感が凄くて。眉毛がミョーに太いのも相まって、「姫」キャラでこういうキャラは珍しい感じがして中々新鮮でした。
ゲームの環境音楽としての音楽表現
音楽がすごく良いんですよ。 何が良いってもう、調べたら色々出てきますが。。。
とにかくゲーム上の動きだとか、環境だとかに静かに染み渡るような素晴らしい音楽表現でした。
音楽単体でどうこう語るような感じじゃないんです。 ゲームとあわさって、ちゃんと操作して初めて生きるような、そんな音楽です。
ハイラル城内の曲なんてシリーズやってるゼルダファンからすると鳥肌モンでした。
ゲームミュージックは好きなんですけど、こういう方向性で良いと思ったのは初めてというか、かなり新感覚ですね。
是非プレイして感じて欲しい…
まとめ
神ゲーすぎた。 全人類やるべき。
DLCダウンロードまだしてない。全部出たらしたいなー。